近年はシニア再婚が増えていることもあり、シニア再婚の方に再婚のお祝いを贈るシーンも珍しいものではなくなりました。
ただ、通常は結婚祝いというと20代や30代の方に贈るものが一般的。シニアかつ再婚の方へのお祝い選びに困っている方も多いことと思います。
そこで本記事では、50代の方への再婚のお祝いの選び方や、選ぶ際の注意点を解説しています。また、具体的なおすすめのお祝い品もご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
50代再婚の方へのお祝いを選ぶ際には「再婚」「50代というシニア世代」であることを考慮する必要があります。具体的には次のようなことを意識してみてください。
1.再婚であることを考慮
新婚の場合は、新生活をはじめるための道具をお祝いとして贈る傾向がありますが、再婚だとあらかたの道具は揃っている傾向にあります。
新たに貰っても持て余してしまうようなアイテムは避け、いくつあっても困らないアイテムや定期的に入れ替えるようなアイテムを選ぶとよいでしょう。
2.50代の方へは、夫婦時間が充実するようなアイテムを選ぼう
50代再婚の方へのお祝いは、相手が50代だということもしっかり考慮しなければいけません。
50代は子どもも巣立っている世代が多いため、どちらかというと夫婦2人の時間を大切にしたい方が多いと考えます。
2人の時間がより充実したものになるような贈り物は、貰った喜びだけでなく、贈り物を2人で楽しむ喜びも生み出せることになるため、とても有意義なものになるのではないでしょうか。
日本では贈り物をする際に縁起や礼儀に気を配る文化がありますが、50代再婚の方へのお祝いも例外ではありません。
特に50代の高齢世代は縁起や礼儀を重んじる方が多い傾向にあるため、次の点には特に注意を配りましょう。
1.縁起にまつわるものに注意
お祝い事の贈り物には、4や9といった忌み数は死や苦を連想させるため、避けるようにします。アイテム自体に忌み数が含まれていることはもちろん、入っている商品の数にも注意が必要です。4個入り、9枚入りといった商品はできるだけ避けましょう。
また、刃物(縁が切れる)、割れ物(こわれる)なども語呂や縁起にネガティブな印象を受けるため、お祝い事には避けるべきとされています。
2.目上の方には失礼にあたる贈り物は避ける
アイテム自体に問題はないものの、次のように目下が目上に贈るものとして適切でないものもあります。
・金券
・カタログギフト
こちらに関しては価値観の問題であり、個人差がわかれるものの、人によっては贈られて不快に感じてしまわれる方がいるため注意が必要です。
贈り物は物だけに価値があるのではなく、送り手の気遣いや真心に価値を感じる方もいらっしゃいます。特に年代が上がるほど、そういった面を重視される方が多いでしょう。
金券やカタログは選ぶ手間暇を省いた形式だけのお祝いと感じてしまわれるかもしれません。もし贈るのであれば、どんな理由で金券やカタログギフトにしたのかを一言添えることをおすすめします。
50代再婚の方へ贈るおすすめのお祝いには次のようなものがあります。
・タオル
バスタオルやフェイスタオルなどは毎日使いますし、いくつあっても困らない、さらにはシンプルなデザインなので好みを選ばない点でもおすすめです。
・ペアで使えるアイテム
夫婦2人の時間が充実するようなペアのアイテムもよいのではないでしょうか。たとえば、ペアのお箸や割れないタンブラー、などがあります。
・カタログギフト
人を選べばカタログギフトがよろこばれることもあります。お酒が好きな夫婦ならお酒やおつまみのギフト、旅行が好きなら旅のギフトなど。贈る際には「〇〇さんご夫婦はお酒がお好きだと伺いましたので…」というふうに、検討した上でカタログギフトにしましたと一言添えるとよいでしょう。
50代再婚の方へお祝いは、再婚であることと50代というシニア世代である点を考慮して贈り物を選びましょう。
シニア世代には縁起や礼儀を重んじる方が多いため、アイテム選びには注意が必要です。
具体的なお祝いとしては、タオルやペア物、人によってはカタログギフトもおすすめです。
お祝いで日頃の感謝が祝福の気持ちを伝えられるといいですね。