「再婚でのプロポーズに婚約指輪は必要か否か」は、ケースバイケースではありますが、実際にそういった場面に直面すると、かなり悩んでしまわれるのではないでしょうか。
本記事では、再婚時に婚約指輪は必要なのかどうかを実際に行われたアンケートなどを参考に考察、再婚時の婚約指輪は必要かどうかを検討し、再婚時の婚約指輪の役割についてもまとめています。
再婚時に婚約指輪が必要か否かは「お互いがほしいと考えるなら贈るべき」、「ほしくないなら贈らなくてもよい」、これに尽きます。
しかし、それでは身も蓋もありませんし、金銭的な事情などを考慮してお互い(または一方が)遠慮をするということも考えられます。
そこで各メディアが行ったアンケート調査を元に、再婚時の婚約指輪事情を紐補いていきたいと思います。
1.再婚では婚約指輪の購入率が下がる傾向に
結婚指輪専門メディア(結婚指輪ラボ)が再婚夫婦100組を対象に行ったアンケートによりますと、再婚時に婚約指輪を購入した夫婦が全体の22%となっています。
一方、初婚100組の場合では全体の54%が婚約指輪を購入しています。
再婚時となると婚約指輪を購入する割合が半分になっていることから、一般的には、再婚時には結婚指輪を購入する方が少なくなるということが伺えます。
参考:再婚夫婦に聞いた「婚約指輪・結婚指輪はあり?なし?アンケート」 - 結婚指輪の選び方ラボ
https://xn--u9jk3923a3ihwlde12cce0angc.com/second-marriage/
2.しかし、女性の本音は…?
初婚時には54%の方が貰う結婚指輪は再婚時になると22%になるということでしたが、だからといって「再婚時には婚約指輪は必要ない」と断定してしまうのは早いような気がします。
というのも、女性にとって婚約指輪というものは特別大切なものであるからです。
大手結婚相談所ツヴァイが235人を対象にして行った『婚約指輪・結婚指輪』に関するアンケート調査内の「ご成婚が決まったら、婚約指輪は欲しいですか?」という質問に対して、約73%が婚約指輪が欲しいと回答されています。
このことから、女性の大多数は結婚時に婚約指輪がほしいという本音が伺えます。
これだけ大多数の女性が婚約指輪をほしいと考えているのにもかかわらず、再婚時にはそのほとんどの方(78%)が「ほしくない」「必要ない」という考えに転換してしまうとは考えにくいのではないでしょうか。
参考:女性の約73%が婚約指輪が欲しいと願っている!一方で「結婚指輪があれば良い」や「購入費用を他に充てたい」など堅実な意見も|ZWEIのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000066446.html
3.再婚でも婚約がほしい女性は多いのでは?
この結果から推測するに、再婚時でも婚約指輪がほしいと考える女性は多いものの、いろいろなことに忖度してしまい、結果として「婚約指輪なし」を選択することになった方も少なくないのではないかと思います。
・再婚の身分で婚約指輪がほしいとは言えない(女性が再婚の場合)
・金銭的なことを考えると相手に無理はしてほしくない
・あれば嬉しいけれど、どうしても必要かと言われると…
必ずしも婚約指輪は必要ではないけれど、あればうれしい、最悪なくてもかまわないと考えている方も多いのではないでしょうか。
再婚であっても、女性にとって婚約指輪はうれしいものであることは間違いありませんが、婚約指輪にはその他にも重要な役割を果たしてくれます。
1.婚約の記念として
婚約指輪は婚約の記念や、2人の愛の証という重要なアイテムとなります。撮影でもしない限りプロポーズを形に残すことは難しいですが、婚約指輪があれば半永久的にプロポーズを形として残すことができます。
2.決意の証として
特に男性が再婚の場合などには、婚約指輪を贈ることで「今度こそ幸せにする」「必ず添い遂げる」という決意の証とすることができます。もともと指輪には約束を果たすという意味合いがありますので、けじめのひとつの形として婚約指輪が機能するはずです。
3.周囲への意思表明にもなる
婚約指輪は2人の間での約束やけじめの形にもなりますが、これは周囲の人に対しても有効です。
再婚の場合は両親や知人などが、結婚の行く末を案じるというケースもあるかと思います。贈った婚約指輪をはめて両親や知人の元へ挨拶へ行くことで、意思の強さや結婚への強い決意を表明する手助けにもなってくれることでしょう。
再婚時に婚約指輪を購入するという方は決して多くはないものの、女性の婚約指輪に対する意識を紐解いてみると、再婚時であっても婚約指輪がほしいと本音では感じている方が少なくないように思います。
婚約指輪は女性のよろこびという面だけでなく、愛の証や記念、2人や周囲への決意表明といった役割も担ってくれます。
再婚時の婚約指輪は必ずしも必要なものではないかもしれませんが、あって損はなし、あればより結婚を盛り立ててくれるものです。
もし婚約指輪を購入する余裕がある上で迷われているのであれば、贈る選択をされることをおすすめいたします。