熟年再婚の財産問題の解決策を紐解く

熟年再婚の財産問題の解決策を紐解く

熟年再婚の財産問題の解決策を紐解く

 

あなたは熟年再婚についてどう思いますか?

 

そう、今あなたが思ったように、親の老後の生活が幸せであれば賛成したいと思いますよね。実は、現在子供達の世代は晩婚化しています。お互いに未婚の連れ子が居る場合が多いんです。

 

再婚相手のどちらかに、基礎控除額を越えるほどの財産を持って居る場合(例えば都内に土地を所有している場合など)再婚すると相手は親になりますがあなたは、その時再婚相手の連れ子にも財産分与されると思いますよね。。。

 

実は、養子縁組をすると財産分与の権利があります。それでは、財産があるAさんの体験談をお聞きください。

熟年再婚の連れ子がいる相手と話し合い財産について問題とは

熟年再婚の連れ子がいる相手と話し合い財産について問題とは

 

Aさん60歳です。

 

「両親から譲られた土地が東京都武蔵野市吉祥寺南町に221,84平米(実測67,10坪)あり、現在の相場では3億円ほどの価値があるとわかった自宅を所有しています。もし家族が将来家を手放したい時これって財産になるのですよね?

 

結婚相手に2人の連れ子がいます。Bさんと話して再婚するときに2人とも養子縁組をしたいと思っています。」と相手の連れ子の養子縁組について悩んでいるそうです。

 

また、娘さんについては「私には33歳の娘がいます。娘に再婚のことを話したとき、実は私と一緒に今お付き合いしている男性と二世帯住宅にリフォーム工事費用を私が出して一緒に住んでもらえたら将来介護とか出来るし安心じゃない?と言ってくれて。」と老後の介護問題を考えてくれていたことに気が付いたと、嬉しいそうに話してくれました。

 

「それに、相手のBさんには35歳、36歳の息子さん達に養子縁組について意見を聞いてから決めた方がやっぱり良いかも知れないと悩んでいました。」と若い頃とは違い連れ子がいる熟年再婚の場合は晩婚化している現在では、結婚適齢期の連れ子がいる場合は養子縁組をすることで、財産問題が起きずに分与出来るのでは無いか?とBさんと話し合い決めたそうです。

 

更に娘さんの結婚相手と同居になります。結婚相手の御両親の気持ちまで把握したいと思っているそうです。「私達のような熟年の再婚だと、色々問題がありますよね?やはり2人だけの問題ではなく、家族になるAさんの娘さんと結婚相手、Bさんの2人の子供と達を含め全員で話し合う場を持つことが必要だと思いました。」と、今回食事会を通してこれから関わってくるみんなを集め話し合いをしたそうです。

 

「私の娘や娘の結婚相手やBさんの息子さん2人とも、再婚については賛成してくれましたし祝福していると言われました。」とうれしいそうに話しはじめました。「ですが、娘が今住んで居る土地の価格を不動産で査定してもらうと3億円ほどになると言われたそうです。

 

それに私の退職金もあるので将来は娘は一人っ子ですのでこの子に相続税がいくことになります。」と話すと、相続税について娘は「私は今相続税がどうとかわからないけど。

 

彼に相談したら相続税対策としてリフォーム工事費用をお母さんに出してもらうと相続税が少し軽くするらしくて、それに結婚してもお母さんと一緒に過ごせるように二世帯住宅にして老後、もし介護が必要になれば車椅子でトイレやお風呂、部屋への移動や玄関などバリアフリー化してオール電化にと考えているの。もちろん、Bさんも一緒に二世帯住宅で住んで欲しいと思っています。」と気持ちを聞き、「私よりしっかりしている娘の言葉を聞いて安心しました。」と笑顔で話してくれました。

 

結婚相手の御両親はどう思うのか?については結婚相手のFさんは、「僕は京都府の両親は連休で帰省してくれたらそれでいいと言っています。娘さんは結婚退職するので、娘さんと結婚後、お母様と一緒に住むこともうちの両親は賛成しています。」と話してくれたそうです。

 

Bさんと連れ子の35歳の長男は「僕は自分たちの父親まで一緒に迎えてもらえるのならありがたいです。養子縁組して名前が変わっても僕の仕事は影響無いと思うけど。」と長男。34歳の次男は「僕は最初から1人暮らしすると決めていたし、海外に行くかもしれないし。だから、養子縁組とか名前が変わることで父さんが幸せなら僕たちとしたら嬉しいです。」と次男。

 

そして再婚相手のBさんは、「最初は子供達の養子縁組までして良いのかと思っていたが、こうしてみんなの気持ちが聞けて良かった。」とBさんも声を詰まらせながら話していたそうです。Aさんは娘さんの気持ちや、娘さんの結婚相手Fさんの御両親の気持ち、またBさんの子供達の意見を聞いて「幸せです。」と声を詰まらせていました。

 

 

あなたはこの体験談を聞いてどう思いましたか?

 

相手の熟年再婚の場合は、どうしても財産問題が起きてきますよね。

 

今の家族やこれから新しい家族となる相手との本音の話し合いは、とても大切なことだとわかりますよね。

熟年再婚の財産で知っておきたい法律用語

熟年再婚の財産で知っておきたい法律用語

 

あなたは基礎控除額って何?って思いませんでしたか?
それでは、簡単に法律用語をわかり易く説明していきましょう!
基礎控除額(きそこじょがく)は、相続税が起きない遺産額のことです。
相続税は、高額な遺産を相続した場合の課税される税金の意味です。
基礎控除額の計算式は
基礎控除額=3000万円+(600万円×法定相続人の数)となります。
養子縁組とは血縁関係では無い相手を実の親子と同じ法律上の効果を得る権利の意味です。
参考、引用元
https://www.meitoku-office.jp/word/566/

熟年再婚の財産問題のまとめ

熟年再婚の財産問題のまとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

熟年再婚の財産問題は現在では良く聞く問題となっていますよね。今回は体験談を通して、家族全員の気持ちをお聞きいただいたと思います。

 

AさんBさん夫婦が今まで苦労して片親で育ててきた子供達にとっては、親が幸せそうな顔をみたいものですよね。もちろんですが、親は子供の幸せを願っています。

 

お互いがお互いを大切に思える時、今回のようにAさんBさん夫婦やAさんの娘さん夫婦の優しさがこれから先結婚していくBさんの息子さん達に繋がっていくのでは無いでしょうか?