再婚を子連れで検討されている方もいらっしゃることと思いますが、子連れ再婚は上手くいかない、失敗する確率が高いとも言われています。
そこで今回は、子連れでの再婚が失敗しやすいと言われる理由、子連れ再婚で失敗しない方法などをお話いたします。
子連れ結婚で「失敗する」と言っても、どのような結果を持って失敗すると言えるのでしょうか?ここでは、子連れ結婚での失敗例を挙げましょう。
1.夫婦仲が上手くいかない
再婚相手の連れ後に対する不満や、再婚相手が子どもや自分に対して不満を持ってしまうことで夫婦仲が険悪になることが考えられます。直接的または間接的に子どもが原因となり夫婦仲が悪化してしまうことを「子連れ再婚の失敗」と認識している方が多いのではないでしょうか。
2.子どもと再婚相手が上手くいかない
自分と再婚相手は上手くいっているのに、子どもと再婚相手が不仲な場合も、どちらかと言えば「失敗」と認識されます。人間関係は時間が解決してくれることもありますが、性格の不一致など子どもと再婚相手の相性がもともと悪い場合、信頼関係の構築は少々難しいかもしれません。
子連れで再婚をして上手くいかない際の原因には次のようなものが考えられます。
1.子どもと再婚相手の交流不足
再婚するまでの期間に、再婚相手と子どもの交流を十分にとれていなかった、子どもの意向を尊重することなく再婚に踏み切ってしまった場合、再婚相手と子どもの関係性が良好なものでなくなる可能性が高くなります。
2.再婚相手の子どもに対する愛情の欠如
再婚相手が連れ子に対して十分な愛情を持っていなかった場合、再婚後に子どもはさみしい思いをし、家庭内に居場所を失ってしまうかもしれません。また、再婚相手の子どもに対する接し方に自分自身が不満を抱いてしまうことも考えられます。
3.再婚相手との間に新たに子どもが生まれた
再婚相手との間に新しい子どもが生まれた場合、連れ子 よりも自分の子をかわいがるようになり、家族関係が悪くなるというケースも見受けられます。
子連れ再婚で失敗しないために、再婚前にできることをいくつかご紹介いたします。
1.子連れに抵抗感の無い相手を選ぶ
当たり前のことではありますが、子連れに反対している方とのお付き合いや再婚が上手くいくとは到底考えられません。お付き合いする前に、自分に子どもがいることは開示すべきでしょう。子連れであっても構わないと言ってくれる相手だと、お互いに負担も少なくなります。
2.デートへは子どもも連れていく
子どもと再婚相手を交流させることで、お互いに打ち解けあい、今後良好な人間関係を築きやすくなります。これは、子どもが再婚相手を信頼してくれることはもちろんですが、再婚相手が子どもに対して愛情を持ってくれることにも繋がります。
3.お互いが望む家庭環境を夫婦でよく話し合う
子連れ再婚は特殊なケースですから、失敗を避けるためにはお互いの心の理解が何よりも必要不可欠です。今後どのような形の家庭を築いていきたいのか、自分が現在問題としている事は何なのか(子どもと上手にコミュニケーションがとれない、懐いてくれないなど)をこまめに話し合うことが大切です。
子育ての方針が異なることも、家族関係を悪化してしまう要因になります。子連れの場合ですと、通常の子育てよりも難しい面もあるため、普通の家庭以上に、家族に関する話し合いや相談を心がけるべきです。
お互いの気持ちが分からない状態が続くと不満が溜まり、不満は夫婦仲を悪化させてしまう大きな要因になるため、問題は深刻化してしまわないうちに解決しておくことをおすすめします。
子連れで失敗しないためには、子どもと再婚相手との良好な関係を構築できるかが大きなポイントになります。
子どもが再婚相手を信頼してくれ、再婚相手が子どもを実の子と変わらない愛情を注いでくれるためには、どのようなことをすべきなのかを考えるのが、子連れ再婚を失敗しない一番の近道ではないでしょうか。